2013年3月25日月曜日

桜咲く~お星様になったJojoのこと Jojo & the Cherry Blossoms


桜が満開の今、とと日記だけどしばし先代Jojo兄ちゃんのことを・・・

2012年、桜の満開宣言が出たのは4月9日。満開の桜の下、楽しくお散歩をして思いっ切り公園を走り回った日の夜半過ぎ、Jojo君はお星さまになりました。
12歳と9か月、ただただ幸せな桜色の思い出だけを残して・・・

前年の夏の12歳の誕生日に脂肪織炎が再発してから十字靭帯断裂、心臓肥大、甲状腺機能亢進症と様々な病名が明らかになり、投薬に次ぐ投薬。検査に次ぐ検査。何軒もの動物病院を回り、手術を勧められましたが全身麻酔が難しい状況を踏まえ、手術を断念。


でも最後はお家から車で1時間ほどの優しいホメオパシーのお医者さまにかかり、お薬は大好きなかぼちゃやサツマイモで包みムシャムシャ。亡くなる直前迄これまた大好きな鹿の骨をガシガシ。病気が分かってからも毎日公園を散歩し穏やかな日々を過ごしていました。

満開宣言前日にも不思議なことが・・・。お医者さまのところからほど近い森戸海岸に一瞬だけ寄ろうと海に出た途端、目の前の富士山頂に夕日が沈んで行きました。

1999年7月21日に生まれてからただただ幸せな毎日をくれたJojo君。
Jojoのおかげで家族中がマルチーズのとりこになっちゃったね。
 
孫がいなかった両親にとっては孫代わり。
爺じはマルタ島に「マルチーズのルーツに会いに行く」と言って出かけて行ったり。
(マルタ島ではマルチーズには一匹も会えなかったとぼやいてたっけ)
 
甲状腺機能亢進症から甲状腺癌の疑いに変わったのはみんみんが生まれた翌日。
爺じとばぁばにとっては長いこと待ちわびていた孫の誕生でした。
 
3軒回った高度医療のお医者様は皆、甲状腺癌は手術をしないととても苦しむことになるけど、心臓と肝臓が全身麻酔で持たない可能性もある。仮に手術をしてうまく行ったら14歳位までは生きるかも・・・と
 
 
幾つもの眠れない夜を過ごし、悩んで、悩んで、悩み抜いて・・・12年間一度も家族のもとを離れることがなかったJojo君を冷たい病院に入院させ体にメスを入れるのは年齢的にもあまりに酷だという結論に達しました。この間、親身に相談に乗って下さり、動物病院を紹介して下さった先生、ホメオパシーの先生を紹介してくれた友人、知人・・・本当にいろんな方がたに感謝の気持ちで一杯です。
手術をしなかったら、癌の進行度合いによっては冬を越せるかどうか・・・と手術を勧めて下さった先生がたは仰っていました。桜の季節を一緒に迎えられた時はちょっとした奇跡のように思えました。
 
亡くなるしばらく前、ホメオパシーの先生がJojoを診て、「あれ? 甲状腺のしこり、大きくなっていないなぁ。このまま進行がゆっくりで行けちゃうかもなぁ」。そんなお話を受けてあの日、春の暖かな風の中を走っているJojoを見て「このままこの時間がずっと続いてみんみんが物心つくまで元気なままに違いない」と満開の桜の下みんみんと散歩しながら思ってしまいました。
 
Jojoとみんみんの唯一のツーショット

ずっとトリミングにも行けないままだったのでちょっとくたびれた感じのJojo君。
楽しい一日を過ごし、体をきれいに洗ってご飯も食べ、かぼちゃでお薬を飲んで、デザートの鹿の骨をおしゃぶりして。

そして零時を回ってどの位だったのでしょう・。数日前からの咳が気にはなっていたのですが、大きな咳をした途端、エビぞりになり、心臓発作を起こしました。
無我夢中でJojoの名前を叫び、心臓マッサージと人工呼吸をし、その時のことは良く覚えていません。が、パニックの中、母に電話をし、気づいた時には母を助手席に乗せ救急病院に車を飛ばしていました。

高速の出口を間違えて絶望の声を上げた時、Jojoが大きな声でワンと啼きました。
「もういいよ、ありがとう・・・」と言ってくれたのでしょうか・・・Jojoは母の腕の中で静かに息を引き取りました。
 

Jojo君、Jojoには沢山の沢山の幸せな時間をもらって・・・どれも忘れられない楽しい思い出ばかり。ありがとう、ありがとう、ありがとう。Jojoも幸せだったかな? 最後の瞬間まで怖い思いや痛い思いをさせなくて済んだことだけは悔いがないよ。Jojo、幸せだったよね?

みんみんと並んでる写真、「もう僕がいなくても大丈夫だよね」って言ってたのかな?
みんみんと同じ名前のマルチーズのブリーダーさんを見つけ、しかも大事に大事に小さな天使たちを育てて送り出していることを知った時はまたまたJojoが小さな不思議を起こしてくれたのかな、と思ってしまいました。
それからずっと、時が熟してご縁があった時にこそJojoの弟分が来るに違いないと毎日毎日ブリーダーさんのブログを見ていました。
 
富士山頂に夕日が沈んで行ったように。Jojoが満開の桜の下を歩いた後突然旅立って行ってしまったように。自分の力を超えた目に見えない力が働いて運命の子が来ると信じて。
 
Jojo 弟分が来ましたよ。いたずらっ子のToto君。そして今年満開の桜の下を とと と歩きました。
爺じもばぁばも笑顔一杯。皆でJojoを偲んでこの間出かけて来たよ。
ありがとうJojo、そしていつまでもいつまでも大好き!
又会える日まで虹の橋のたもとで遊んでてね。そしてととのことを見守っていてね。Jojoにしてあげたこと、してあげられなかったこと、すべてひっくるめて幸せにしたいと思ってます。そしてJojo君がそうしてくれたように、それ以上のたくさんの幸せをととからもらうことになるんだろうなって。
 
 
今日は出番が少なかったとと君。
と:「Jojo兄ちゃんよろしくぅ!!です」
 
Jojoの命日は「桜が満開の時」なのでちょっと許してね。
 
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On April 9th 2012, the cherry blossoms were in full bloom. On that night, after a wonderful day, Jojo suddenly passed away. He had a heart attack.
In the summer of 2011, when Jojo turned 12 years old he was diagnosed of  hyperparathyroidism, cardiac hypertrophy followed by a ligament rupture.  The day after the birth of Min Min, the doctor stated that he may have thyroid cancer.  The only way to save him was surgery... but then his heart and liver were too weak to go through general anesthesia. After spending countless painful & sleepless nights  we decided to give up the idea of surgery. We were told that he may not even be able to live throughout the winter of 2011-2012.  When Jojo was running around under the cherry blossoms last year, everything seemed like a miracle which would last forever.
Jojo had been a grandson to my parents but in the 1 and only picture with Mirai, he seemed like he was saying "Now you are going to be OK without me".
On the day preceding his death, only per coincidence we saw the sunset going down on the peak of Mt. Fuji. It all seemed like magic. 
 
When I found out a maltese breeder bearing the same name as my niece Mirai, I thought that it was Jojo's little magic. I believed that the right time will come when fate will lead us to adopt Jojo's younger little brother.  Jojo, can you see us?
Toto, your brother has become  a member of our family!
 
 
 
 
 
 

16 件のコメント:

  1. 号泣です…。
    そんなことがあったのですね。
    パフィーはまだ五歳ですが、これからシニア犬となっていきますし、もし何かあったら…と考えると、想像しただけで涙が出てきます。
    いつまでも、いつまでも元気でいて欲しいし、苦しい思いはさせたくない。
    JoJoちゃんのこと、どれだけ悩んで辛い思いをされたのだろうと思うと…。
    夕陽の沈む富士山を見られたこと、満開の桜の下をお散歩出来たこと、「その時」というのがあるんでしょうね。
    JoJoくんのご冥福をお祈りします。

    ところで、みんみんちゃんは、ととママさんのお嬢さんだと思ってましたσ(^_^;)

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    1. のりりんさん、ありがとうございます。
      Jojoもその先代ワンも天寿を全うして本当にあったかで幸せな思い出だけ残していきました。最初の子は16歳で最後は介護が必要でしたが緩和治療で家族全員が見守る中旅立ちました。

      パフィーちゃんはまだまだ若いしポロンちゃん、のりりんさんと共に沢山の幸せな年月を一緒に紡ぎ出されて行くことと思います。
      ひと時ひと時、「今」を大事に、前向きに幸せをかみしめることを私はJojoにも初代の子にも教わりました。

      そうなんですよ。みんみんは弟の子なんですよ(^_^)。分かり辛くてすみませんでした。
      ととが私の一人息子で~す(^^)!

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  2. 私も朝から号泣です……。

    お里にととくん、かめのお迎えで お会いした時
    『同じ心臓発作ですね』ってお話をしていましたが…
    こんなにいろいろな病気を抱えていたのですね。
    手術のする・しないの選択は、非常に迷って悩んだのも
    お察しします。
    (実家マルは、悩んで13歳で手術をしましたが)
    これから先も 桜の時期には、Jojoくんを偲んで下さい。
    きっと 喜んでますよ^_^

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    1. ぷまぴちゆきさん、ありがとうございます!

      色々病気を抱えていて半端ないお薬の量を飲んでいましたが多分毎回お芋やかぼちゃにありつけてhappyそうでした…。
      手術は人間のように本人に望んでいるか聞けないし、術中に亡くなる可能性も考えて最後は断念しました。
      甲状腺癌はリトリバーやビーグルではよくある病気だけどマルチーズではほとんど症例もないと言われたので小さな体への負担も大きくなるかと。
      桜の季節はJojoの季節。でもTotoが来て幸せな思い出の季節になりました。

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  3. もこ母ちゃん2013年3月26日 9:29

    jojo君は最期まで幸せなまま
    虹の橋へ旅立ったのですね。
    最期は好きな人の腕の中で・・・って
    幸せな旅立ちだと思います。
    まだワンコを旅立させた経験はないけれど
    母を亡くした時に、最後は父が母の肩を抱いたんですよね。
    悲しいながら母は幸せだなって感じたことを
    思い出しました。

    jojo君、今頃はとと君の可愛いやんちゃっぷりを見て
    楽しんでそう(^-^)

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    1. もこ母ちゃんさん、ありがとうございます。
      お母様のお話、とても胸を打たれ、涙が出ます。
      お父様の愛に包まれお母様は幸せでしたね。
      ワンの旅立ちは本当に悲しいのですが、無条件の愛情を
      注ぎ、それ以上の癒しと愛情をもらうので
      ただただ幸せ色の思い出だけが残ります。だからよけいに
      悲しくなるのでしょうか。

      Jojoは間違いなくえらいワンパク坊主が来たと言って笑っていると思います(^^)

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  4. しんりゅう2013年3月27日 0:12

    jojo君は色んな病気になってしまったけど最期お母様の腕の中で旅立ったのなら
    彼にとっても幸せだったと思いますよ^^

    1代目はjojo君と同じ婆の腕の中で見守られながら旅立ちましたが2・3代目は看取る事出来ず また仕事で遊んであげる事も一緒に出掛ける事もままならなかったので4代目淳之介を迎い入れる時、ととママと同じ思いでしたよ^^

    でもジジ様凄いね!マルタ島に行かれたのね!
    うちも家族でマルタ島に行ってみたい!と話してたけど、以前TVでマルタ島は猫が多いと拝見しショックをうけた思い出があるわ(爆)


    jojo君はちゃーーんと見守ってるよね^^
    みんみんがこの世に産まれるまできっと家族を見守ってきたんじゃないかな?
    無事2ショットも撮れたから神様が呼び戻したのかもね

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    1. しんりゅうさん、ありがとうございます!

      そう言っていただけてほんとうにありがたいです。慎之介君もそうだったのですね。龍之介君、凛之介君のことも読ませていただきました。
      多分凛之介君のかかられた伊賀上野の病院の関東支部に私もセカンドオピニオンを聞きに行ったので何やら自分のことのように思えました。
      最後救急病院に間に合ってたら冷たい診察台の上で息を引き取ったかもしれないので間に合わなくて良かったのではと今では思ってます。

      爺じはおバカでしょう?猫しかいないから…って言ってたのに、「フェニキア人の時代から2000年の歴史があるからいない訳がない」と言い張って。本当におバカです。

      「神様がタイミングを見計らって呼び戻してくれた」って、あぁそうなんだって本当に胸に響きます。ほんと、素敵なことばに感謝です!

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  5. りあるな真昼間2013年3月27日 1:06

    新しいスタートの春、満開の桜の春、いろいろと思いはめぐります…
    って中に色々な思いが込められていそうだと思ってましたが、
    jojoくんのことだったのかな?
    jojoくん優しい顔してますね!

    我が家も、昨年9月に先代のカンタを亡くしました。
    そして、今カンタとお話をしました。
    りあると出会わせてくれてありがとう!と。

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    1. 真昼間さん、

      本当におっしゃる通り。Jojoがいて、とととの出会いをもたらしてくれたことに感謝です。
      しかも私はみらいさんブログを見るまでブログやオンラインでつながるとい経験など全くなかったので新しい世界が広がったような気がします。

      これからととを通じてまた色々な出会いや沢山の幸せな日々を過ごせることに心からありがとうと言いたいです。

      カンタ君もきっと娘を迎えて、でれんでれんのパパを見て「こりゃ重症だわ」と思って笑っているでしょうね!

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  6. こんにちは。お昼休みに見ていました。辛い思いをしていらしたんですね。
    読みながら、ついノンタの事と重なってしまい、涙があふれてきてしまいました...

    Jojoくんのことがあって、その想いがあるからこそ、新しく迎えた子には、という気持が痛いほど解ります。運命ってありますよね。とと君は、Jojoくんが巡り合わせてくれたんですね。私もノコが、運命で選ばれた子って想いながら育てています。
    今年から、桜の咲く時期が、よりいっそう愛おしくなりますね。

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    1. ノンノコタンさん

      会うべくして会った子と一緒に暮らせて、その出会いのきっかけを作ってくれたノンタちゃん、Jojoに感謝ですよね。
      私は迎えるべき子が来るんだと思ってずっと待ってました。
      本当に仰るように桜の季節は愛おしい季節になりました。

      今頃ノンタちゃん、カンタ君とJojoも元気にお空を跳ね回って仲良くしてますね!

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  7. ととママさーーん!
    メールチェックお願いしまーーす(^_-)-☆

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    1. あ、すみません!チェックします!

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  8. 命ある者には、必ず訪れる別れ・・・
    産まれてすぐ、この世界をその瞳に映す事もなく
    または、産声をあげる事も出来ずに 旅立ってしまう命もあります。
    jojo君との別れは ご家族の胸に沢山の思い出を残して
    ありがとうって言える時間をくれて
    そして腕の中から 旅立って行ってくれたなら、
    jojo君にとっても ご家族にとっても 
    最高の「さよなら」だったのではないでしょうか。
    そしてまた、クソガキ・・・いや、王子との出会いがあり、
    みんみんが居て、幸せな春が来た事を
    jojo君もきっと 喜こんでくれていると思いますっ。

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    1. みらいさん、

      小さな命を取り上げ、育み、幸せを願って送り出されている
      みらいさんの言葉はとっても心に響きます。
      赤ちゃん、助からなかったのですよね。でも必ずや新たな命として
      生まれて来て運命の子として幸せになる日が来ると信じています。
      ととの異母妹のえくぼちゃんも…。
      Jojoのこと、ありがとうございます。仰る通り家族にとっても
      Jojoにとっても最高のお別れだったと思います。

      「クソガキと書いて王子と読む」んですよね?を迎えての桜の季節。
      Jojoも「ようやくKinkiが来たか」と喜んでくれてると思います。



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